12 他の PPP の実装との通信

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12.1 MSDOS用の Trumpet を使っていますが、接続できません。どうしてでしょう?

Trumpet は VJ ヘッダー圧縮を受けつけません。 pppd に "-vj"オプションを指定してヘッダー圧縮をしないようにし てください。

12.2 SunOSdp-3.1.2を使っていますが、pingnslookup しかできません。どうして?

dp の 3.1.2 にはバグがあります。3.1.2a あるいは、そ れよりも新しいものを使ってください。dp のプライマリ・サイトは harbor.ecn.purdue.edu です。dp へのパッチを入手するまでは、vj ヘッダー圧縮を使わないようにしてください。

12.3 Windows NT('Daytona')と接続できません。

Microsoft は Windows NT で標準的でない認証プロトコルを選びました。 そうするのは彼らの勝手で、彼らはそのプロトコルを IANA として 登録しました。もし、phone book のエントリで、`accept only Microsoft encryped authentication' がチェックされていれば、接続はできません。こ の設定は Daytona が別の Microsoft の PPP とのみ PPP の認証をやりとりで きるようにするものです。

Linux はこの認証方式をサポートしていません。

もし、Daytona システムの設定を変えられるなら、Daytona の Phone Book の 設定に入って、security settings に入り、'Accept any authenticaion including clear text' を指定して、認証なしの接続を許可するか、'Use clear text terminal login only' を指定して PAP 認証をするか、`Accept only encrypted authentication' を指定して CHAP 認証をするかします。

普通の PAP はパスワードを平文で送りますが、Microsoft の認証方式は パス ワードを彼ら独自の暗号化アルゴリズムを使って暗号化しています。パスワー ドを平文で送ると、彼らが Daytona で目指している C2 セキュリティのレベ ルを維持できなくなります。

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