FAQ Linux ファイルシステムドキュメント
    和訳履歴
 1) 1993年 2月16日 和訳
                   和訳者 NIFTY-Serve ID : MHF00560  福地 邦雄
                          WIDE           : MHF00560@niftyserve.or.jp
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発信: abc@banjo.concert.net(アラン Ｂ　クレッグ)
題名: ＬｉｎｕｘファイルシステムドキュメントRevision 1.0
日付: 1992年3月9日 14:33:45 世界標準時

　これまでにこのドキュメントのいくつかの版を通して人々に述べたことから、現在で
は多くの人々が満足できるものだという情熱的な反応を獲得しています。
　これは『ガイドライン』であって『要求』ではないことに注意して下さい。しかし多
くの人がこのガイドラインに従うならよりよい結果が得られるでしょう。

　このドキュメントについてコメントや質問があるけれど、Ｌｉｎｕｘ標準メイリング
リストには載っていないという人は、リストへの追加要求を出して下さい。
宛先は linux-standards-request@banjo.concert.net。ニュースグループについては討
論せず、メイリングリストについて討論するようにして下さい。

　Ｌｉｎｕｘ標準メイリングリストに載っている人に対しては、１桁目の縦線は暫定２
版からの変更点をあらわしています。

＝＝＝＝ここで切る＝＝＝＝

　以下はＬｉｎｕｘのディレクトリ・ファイル構成の標準について、Ｌｉｎｕｘ標準メ
イリングリストを代表してアラン．クレッグ[abc@concert.net]により提示されたもの
です。

Ｒｅｖｉｓｉｏｎ　１．０

　このファイルシステムの完璧な実装は、完全に任意であり強制ではありませんが、推
奨するものです。この仕様はＬｉｎｕｘオペレーティングシステム用にソフトウェアを
作成／移植する人々が、ソフトウェアのインストール，アップグレードや既存システム
の調整を簡単にするためのガイドラインとしてリリースしました。

ルート ディレクトリ
　　ファイル：
            {none defined by spec}
　　ディレクトリ：
　　　　　　bin  dev  etc  home  lib  mnt  usr  tmp
　　理由：
　　　　　　ルートディレクトリはファイルやディレクトリを散乱させたりユーザープ
　　　　　ログラムを含んだりしないように。

/bin ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　sh  init  mount  umount  dd  cat  ls  fsck  その他必要に応じて
　　ディレクトリ：
            {none defined by spec}
　　理由：
　　　　　　/binディレクトリには他のファイルシステムがクラッシュした時に回復さ
　　　　　せるための必須プログラムを含む。正しく実行するために他のファイルシス
　　　　　テムがマウントされている必要があるものは/binには入れない。

/dev ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　デバイスファイル
　　ディレクトリ：
            {none define by spec}
　　理由：
　　　　　　標準UNIXデバイスファイル。このディレクトリには、そのシステムにハー
　　　　　ドウェアデバイスが存在しなくても、標準カーネルでサポートする全てのデ
　　　　　バイスのデバイスエントリを含む。

/etc ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　mtab  passwd  rc  ttytab  その他必要に応じて
　　ディレクトリ：
            {none defined by spec}
　　理由：
　　　　　　システムブート中に必要とするファイルを置く標準的な場所。このディレ
　　　　　クトリ内のファイルは通常はシステムが規定している。
| 　　　　　システムのアップグレード最中にはたいてい人手を介する必要がある。
| 　　　　/etcには通常ユーザーのPATHにあってはならない管理用バイナリも含む。

/home ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　作らないこと
　　ディレクトリ：
　　　　　　ルート以外のユーザー毎に１つ
　　理由：
　　　　　　各ユーザーのホームディレクトリの標準的な場所。システムが起動してか
　　　　　らマウントされるファイルシステムだろう。ルートのホームディレクトリは
　　　　　 / である。

/lib ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　システム初期化時に必要となるライブラリ
　　ディレクトリ：
            {none defined by spec}
　　理由：
　　　　　　ルートパーティション（もしそれが/usrと分離しているなら）のサイズを
　　　　　小さく保つために、このディレクトリ内のファイルはルートパーティション
　　　　　内のファイルが必要とするものだけにするべき。

/mnt ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　作らないこと
　　ディレクトリ：
　　　　　　作らないこと
　　理由：
　　　　　　外部の（一時的な）ファイルシステムのための標準的なマウントポイント。　　　　　サブシステムインストレーションのために使えるようにしていなければなら
　　　　　ない。空のディレクトリとしておかなければならない。

/tmp ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　作らないこと
　　ディレクトリ：
　　　　　　作らないこと
　　理由：
　　　　　　全てのプログラムで使える一時的なファイルスペース。システムブート時
　　　　　にマウントされるパーティションとしたい。

/usr ディレクトリ
　　ファイル：
            {none defined by spec}
　　ディレクトリ：
　　　　　　adm  bin  spool  local  lib  etc  man  include  src  tmp
　　理由：
　　　　　　/usrは第二の主要な（ルートの次）ファイル構成の階層のためのマウント
　　　　　ポイントであり、次のセクションにおいて論議する。

/usr/adm ディレクトリ
　　ファイル：
            {none defined in spec}
　　ディレクトリ：
            {none defined in spec}
　　理由：
　　　　　　ログファイルと課金情報の場所

/usr/bin ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　標準配布する全ての実行ファイルのうち、/binには含まれないもの
　　ディレクトリ：
            {none defined in spec}
　　理由：
　　　　　　UNIXシステムで標準と考えられる'drop-in'実行ファイルを含む。これら
　　　　　のファイルはＬｉｎｕｘでは規定しないが、UNIXの等価なものと同じ機能を
　　　　　持つべき。

/usr/etc ディレクトリ
　　ファイル：
            {none defined in spec}
　　ディレクトリ：
            {none defined in spec}
　　理由：
　　　　　　/usr/bin内のファイルのためのコンフィギュレーションファイル。/etcを
　　　　　小さく綺麗に保つ助けとする。

/usr/spool ディレクトリ
　　ファイル：
            {none defined in spec}
　　ディレクトリ：
　　　　　　uucp  mail
　　理由：
　　　　　　メイル，印刷，uucp転送その他のためのスプールファイルを含む。他のボ
　　　　　リュームのためのマウントポイントとしたい。

/usr/local ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　作らないこと
　　ディレクトリ：
　　　　　　bin  lib  etc  man  src
　　理由：
　　　　　　システムを規定するためのローカルなファイルを含む。アップグレード処
　　　　　理では変更しない。

/usr/lib ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　libc.a  crt0.s  その他必要に応じて
　　ディレクトリ：
            {none defined in spec}
　　理由：
　　　　　　マルチユーザーシステム操作のために必要なライブラリファイルの場所。
　　　　　これはプログラムライブラリが所属するべきディレクトリである。
| 　　　　　/usr/libは/usr/binに所属しているプログラムをサポートするためのバイ
| 　　　　ナリを含む。

/usr/man ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　作らないこと
　　ディレクトリ：
　　　　　　man1  man2  man3  man4  man5  man6  man7  man8
　　理由：
　　　　　　Ｌｉｎｕｘの標準プログラムのためのマニュアルページを含む。

/usr/include ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　プログラマのためのインクルードファイル
　　ディレクトリ：
　　　　　　必要に応じて
　　理由：
　　　　　　システムのインクルードファイルのための標準的な場所。

/usr/src ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　作らないこと
　　ディレクトリ：
　　　　　　sin  lib  linux  usr.bin  usr.lib
　　理由：
　　　　　　そのリリースの全てのアプリケーションのソースコードを含む。/usr/src
　　　　　/linuxはカーネルを構築するために必要なディレクトリを含む。

/usr/tmp ディレクトリ
　　ファイル：
　　　　　　作らないこと
　　ディレクトリ：
　　　　　　作らないこと
　　理由：
　　　　　　プログラムのための追加された一時的空間として使う。/tmpがマウントさ
　　　　　れたファイルシステムなら、/usr/tmpは/tmpへのシンボリックリンクとした
　　　　　い。

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abc@concert.net 　　　　　　　　　　アラン　クレッグ - ネットワーク プログラマ
KD4JML(just my luck!）　　　　　　　MCNC -- コミュニケーションのためのセンター
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