XFree86 3.1.2 リンクキットの Readme XFree86 プロジェクト社著 岡本 一幸 Kazuyuki Okamoto 訳 1995 年 7 月 7 日 1. XFree86 3.1.2 リンクキットの Readme 1. gcc-2 を使用しないシステムで、gcc-2 で作成されたバイナリ配付物を使 用する場合は libgcc.a を組み込む必要があります。 2. リンクキットで Xnest を組み込む場合は XFree86 3.1.2 の /usr/X11R6 の下に組み込まれたライブラリを確認して下さい。現在、リンクキットは 他のサーバーでは内蔵しています。 3. どのサーバーを組み込みたいかと、どのドライバと機能拡張を含ませたい かを定義するために xf86site.def ファイルを編集して下さい。 o 初期値が正しくない場合に、使用するコンパイラーに合わせて HasGcc と HasGcc2 を設定して下さい。 o リンクキットが gcc-2.x で作成されていて、それと異なるコンパイラーを 使用する場合、 libgcc.a と NeedLibGcc を YES に設定する必要がありま す。 o 256 色サーバーを作成するには: XF86SVGAServer を YES にします。 o 16 色サーバーを作成するには: XF86VGA16Server を YES にします。 o 白黒サーバーを作成するには: XF86MonoServer を YES にします。 o S3 サーバーを作成するには: XF86S3Server を YES にします。 o Mach8 サーバーを作成するには: XF86Mach8Server を YES にします。 o Mach32 サーバーを作成するには: XF86Mach32Server を YES にします。 o Mach64 サーバーを作成するには: XF86Mach64Server を YES にします。 o P9000 サーバーを作成するには: XF86P9000Server を YES にします。 o AGX サーバーを作成するには: XF86AGXServer を YES にします。 o ET4000/W32 サーバーを作成するには: XF86W32Server を YES にします。 o IBM 8514/A サーバーを作成するには: XF86I8514Server を YES にしま す。 o Xnest サーバーを作成するには: XnestServer を YES にします。 o XF86SvgaDrivers を SVGA サーバーに含めたいドライバの一覧に設定して 下さい。 o XF86Vga16Drivers を 16 色 サーバーに含めたいドライバの一覧に設定し て下さい。 o XF86Vga2Drivers を白黒 vga サーバーに含めたいドライバの一覧に設定し て下さい。 o XF86MonoDrivers を白黒又は VGA16 サーバー(双頭のサーバーを作成する とき)を含めたい非 VGA ドライバの一覧に設定して下さい。 o 注意: ドライバの順番はドライバの検出の順番を決定します。 `汎用' (`generic') ドライバは常に検出に成功するので Mono と VGA16 と SVGA サーバーに含ませるドライバの最後に指定して下さい。 o PEX 機能拡張を組み込むには: BuildPexExt を YES にします。 o X イメージ機能拡張を組み込むには: BuildXIE を YES にします。 o 低帯域 X 機能拡張を組み込むには: BuildLBX を YES にします。 o スクリーンセーバー機能拡張を組み込むには: BuildScreenSaverExt を YES にします。 o 1つ以上の X サーバーを作成する場合は、ServerToInstall 行のコメント をはずして標準サーバー(つまり、``X''にシンボリックリンクを張るサー バー)としたい X サーバーの名称を設定して下さい。 4. 標準配付物に含まれないドライバを組み込む場合は、drivers/vga256 (白 黒サーバーの VGA2 の場合は drivers/vga2、16 色サーバーの場合は drivers/vga16、非 VGA の 白黒と 16 色サーバーの場合は drivers/mono) のディレクトリを作成して、そのディレクトリの下にソースファイルか .o ファイルのいずれかと適切な Imakefile をコピーしましょう。そのディレ クトリの名称は該当するドライバの名称と一致させて下さい(より詳しく は VGADriverDoc ディレクトリの中にある文書を参照して下さい)。 5. Makefile を作成するには、次のコマンドを実行して下さい。 ./mkmf 6. `make' を実行すると構成定義したサーバーを結合します。 7. `make install' を実行すると新しいサーバーを組み込みます。 8. `make clean' を実行するとこの手順で作成したファイルを削除します。 9. xf86site.def ファイルを編集し、作成するサーバーかサーバーに含ませる ドライバの選択を変更して、上記の手順を繰り返して下さ い。xf86site.defファイルにて X サーバー機能拡張の選択を変更した場合 は、`./mkmf' のかわりに `make Makefile' を実行すれば十分でしょう。 10. X サーバーに `-showconfig' オプションを付けて実行すれば X サーバー に含まれているドライバを調べることが出来ます。どんな機能拡張が含ま れているかを確認するには、X サーバーを起動し、`xdpyinfo' を実行して 下さい。 $XConsortium: LinkKit.sgml,v 1.2 95/01/16 13:17:43 kaleb Exp $ $XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/LinkKit.sgml,v 3.7 1995/07/12 13:20:41 dawes Exp $ ______________________________________________________________________ このファイルは xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/LinkKit.sgml,v 3.7 1995/07/12 13:20:41 を、岡本 一幸 ( Kazuyuki Okamoto (mailto:ikko-@pacific.rim.or.jp) ) が XFree86 3.1.2 を日本でインストールする人向けに和訳したものです。ここが おかしいとか、ここはこうしたほうがいいといったご意見がありましたら、電 子メールでお知らせ下さい。原文の著作権は XFree86 プロジェクト社にあり ます。この和訳の著作権は XFree86 プロジェクト社と岡本 一幸にあります が、この和訳の不具合は私に、電子メールで送って下さい。 $XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/Japanese/LinkKit.sgml,v 3.2 1995/08/30 07:49:55 dawes Exp $ ______________________________________________________________________ [EOF]