**************************************************************************** * * * 12ドットフォント外字 使用の手引き * * * * file name:gaiji_12.txt * * * * * * written by Himeko-no-Kazarihimo * * * **************************************************************************** 1.はじめに この文章は、12ドットフォントで外字を使用するための説明書です。 12ドットフォントでテキストデータを表示するプログラムで、普通のテキストでは 表示できない、ハートマークやローマ数字などの、全角の外字を表示することが出来 ます。 2.動作環境 確認する手段がないので、はっきりとは言えませんが、12ドットフォント外字は、 以下の環境で動作するはずです。 動作可能機種:FMTOWNS,FMTOWNSQ全機種 必須OS :TownsOS V2.1 必須ソフト :DS-MoonRabbit ver1.00a(12ドットフォント書換えツール・フリコレ8収録) 動作確認は、以下の環境で行っています。 本体:FMTOWNSQ HA53S(CPU:i486DX2(66MHz) メモリ:24MByte(8+16)) OS:TownsOS V2.1 L40 for 日本語MS-DOS V6.2 L10 +3 また、以下の機種でも、動作が確認されています。 ○FMTOWNS モデル2(CPU:i386DX(16MHz・3wait) メモリ:2MByte) ○FMTOWNSQ Fresh・TV(CPU:i486SX(33MHz) メモリ:6MByte) 3.動作原理 まず、次の表をご覧下さい。 ○本来使用できない非漢字一覧(システム 16ドット)(JISコード) ┌───┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐ │ │+0│+1│+2│+3│+4│+5│+6│+7│+8│+9│+A│+B│+C│+D│+E│+F│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H222X│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│ュ│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H223X│ョ│ッ│ー│ア│イ│ウ│エ│オ│カ│キ│--│--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H232X│--│@│A│B│C│D│E│F│G│H│I│J│K│L│M│N│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H233X│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│Y│Z│[│\│]│^│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H266X│゙│゚│焙痲邃繖舮蜆諢辟閼驗黻│││ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H267X││││││││││││││││--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H285X│--│--│--│--│--│--│--│ユ│ヨ│ラ│リ│ル│レ│ロ│ワ│ン│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H286X│゙│゚│焙痲邃繖舮蜆諢辟閼驗黻│││ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H287X││││││││││││--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H292X│--│@│A│B│C│D│E│F│G│H│I│J│K│L│M│N│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H293X│O│P│Q│R│S│T│U│V│W│X│Y│Z│[│\│]│^│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H294X│_│`│a│b│c│d│e│f│g│h│i│j│k│l│m│n│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H295X│o│p│q│r│s│t│u│v│w│x│y│z│{│|│}│~│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H296X││>dヤт││││延割灸隙剛私巡 ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H297X│推槍嫡塘売符埋淀│刋噪寇怱揆桷--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2A2X│--│氛│。│「│」│、│・│ヲ│ァ│ィ│ゥ│ェ│ォ│ャ│ュ│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2A3X│ョ│ッ│ー│ア│イ│ウ│エ│オ│カ│キ│ク│ケ│コ│サ│シ│ス│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2A4X│セ│ソ│--│--│--│--│--│--│--│--│ネ│ノ│ハ│ヒ│フ│ヘ│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2A5X│ホ│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│レ│ロ│ワ│ン│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2A6X│゙│゚│焙痲邃繖舮蜆諢辟閼--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2A7X│--│--│││││││││--│--│--│--││--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2B2X│--│@│A│B│C│D│E│F│G│H│I│J│K│L│M│N│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2B3X│O│P│Q│R│S│T│U│V│W│X│Y│Z│[│\│]│^│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2B4X│--│`│a│b│c│d│e│f│g│h│i│j│k│l│m│n│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2B5X│o│p│q│r│s│t│u│v│w│x│y│--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2B6X│--│>dヤт││││延割灸隙剛私巡 ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2B7X│推槍嫡塘売符埋淀│刋噪--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2C2X│--│氛│。│「│」│、│・│ヲ│ァ│ィ│ゥ│ェ│ォ│ャ│ュ│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2C3X│ョ│ッ│ー│ア│イ│ウ│エ│オ│カ│キ│ク│ケ│コ│サ│シ│ス│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2C4X│セ│ソ│タ│チ│ツ│テ│ト│ナ│ニ│ヌ│ネ│ノ│ハ│ヒ│フ│ヘ│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2C5X│ホ│マ│ミ│ム│メ│モ│ヤ│ユ│ヨ│ラ│リ│ル│レ│ロ│ワ│ン│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2C6X│゙│゚│焙痲邃繖舮蜆諢辟閼驗黻│││ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2C7X││││││││--│--│--│--│--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2D2X│--│@│A│B│C│D│E│F│G│H│I│J│K│L│M│N│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2D3X│O│P│Q│R│S│T│U│V│W│X│Y│Z│[│\│]│^│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2D4X│_│`│a│b│c│d│e│f│g│h│i│j│k│l│m│n│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2D5X│o│p│q│r│s│t│u│v│w│x│y│z│{│|│}│~│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2D6X││>dヤт││││延割灸隙剛私巡 ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2D7X│推槍嫡塘売符埋--│--│--│--│--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2E2X│--│氛│。│「│」│、│・│ヲ│ァ│ィ│ゥ│ェ│ォ│ャ│ュ│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2E3X│ョ│ッ│ー│ア│イ│ウ│エ│オ│カ│--│--│--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2E4X│--│ソ│タ│チ│ツ│テ│ト│ナ│ニ│ヌ│ネ│ノ│ハ│ヒ│フ│ヘ│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2E5X│ホ│マ│ミ│ム│メ│モ│ヤ│ユ│ヨ│--│--│--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2E6X│゙│゚│焙痲邃繖舮蜆諢辟閼驗黻│││ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2E7X││││││││││││││││--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2F2X│--│@│A│B│C│D│E│F│G│H│I│J│K│L│M│N│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2F3X│O│P│Q│R│S│T│U│V│W│X│Y│Z│[│\│]│^│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2F4X│_│`│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2F5X│--│p│q│r│s│t│u│v│w│x│y│z│{│|│}│~│ ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2F6X││>dヤт││││延割灸隙剛私巡 ├───┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤ │&H2F7X│推槍--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│--│ └───┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ 私は、フォント編集ver2.1Lv40のフォント参照で、システム12ドットを見ていた時 に、2つの事実を偶然発見しました。 1つは、システム16ドットフォントには、記号やかな文字などで、同じ形のフォン トが2種類登録されているという事です。普通にキーボードから入力する文字と、上 の表の文字では、同じ形ですが、文字コードが違うのです。試しに、テキスト編集を 起動し、オプションで文字コードを『表示する』に設定して、次の三角の文字コード (シフトJISコード)を調べてみてください。 『▼』……この文字は、81A5h(キーボードから『さんかく』と入力、変換) 『・』……この文字は、85A5h(F-BASIC386 V2.1L20のknj$命令で出力) もう1つは、上表の16ドットフォントは、12ドットフォントでは登録されていない という事です。つまり、上表のコードで書かれたテキストは、そのままでは12ドット フォントでは空白で表示されてしまいます。試しに、12ドットフォントに手を加える 前に、メモ編集(@:\fmcity\stylo\stylo.exg)とテキスト編集でこの文章を表示して みて下さい。メモ編集では、表のほとんどが、空白で表示されるはずです。 そこで、私は考えました。『それでは、その空白に何か登録してみたらどうなるの だろうか』と。結果は大成功でした。登録した文字が表示されたのです。 このように、12ドットフォント外字では、12ドットフォントの、使われていない領 域を使用して、本来表示できない文字を表示しています。もちろん、普通にキーボー ドから入力する文字には、全く影響を与えません。 4.インストール 12ドットフォント(@:\sysinit\system.fnt)は、富士通が著作権を持っており、改 変したファイルの配付は避けた方が良いと思われます。そこで、ユーザーが、ファイ ルを書き換える必要があります。最初に、そのプログラムをインストールします。な お、インストールには、フリコレ8が必須となります。 (1) フリーソフトウェアコレクション8のヘルパーを起動します。 (2) キーワード[Towns-OS][ツール]から[12ドットフォントエディタ DS-MoonRabbit Ver1.00a] を選択し、任意のディレクトリにインストールします。TownsOSをインストールした ドライブにコピーするのが良いでしょう。 (3) 必要ならば、アイテム登録をしてください。 5.データ書換え それでは、実際に、12ドットフォントを書き換えます。 (1) [12ドットフォントエディタ DS-MoonRabbit Ver1.00a]を起動します。 (2) 12ドットフォントのファイル名を聞いてくるので、入力します。何も入力しない でリターンキーだけ押すと、カレントドライブの\sysinit\system.fntを指定したも のとみなされます。(TownsOSをインストールしたドライブにコピーすると良い、と いうのはこれが理由。ファイル名入力の必要がなくなる) (3) 先程の表を良く見て、どの文字にどんな外字を割り当てるかを考え、そのコード の場所に、外字を書き込みます。操作方法については、rabbit.docをご覧下さい。 (なお、雑誌『Oh! FM TOWNS(ソフトバンク(株))』をお持ちの方は、 1994年12月号のP120〜P121も、併せてご覧下さい) (4) 書き換えた外字を、使用可能な状態にします。 a.TownsOS をインストールしたドライブの\sysinit\sysinit.sysをテキスト編集 などで読み込みます。 b.必ず、次の1行があるはずなので、その行を書き換えます。 /SYSR 'FONT' @:\SYSINIT\SYSTEM.FNT ↓ /DATA 'FONT' @:\SYSINIT\SYSTEM.FNT c.sysinit.sysを保存します。 d.設定を有効にするために、リセットをかけて再起動します。 どのコードに、どの外字を割り当てるかは、各ユーザーの自由ですので、好みのフ ォントファイルを作成してください。 なお、『姫子の飾り紐』は、以下のデータを推奨します。参考にしてください。(但 し、私のフリーソフトウェアを使用される方は、必ず以下のデータでファイルを書き 換えてください。チェックボックスやサンプルデータの一部は、外字が使用されてい ますので、画面表示が正しく行われない場合があります) &H2A22:チェックボックス ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□■■■■■■■■□□□│ │■□□□□□□□□■□□│ │■□□□□□□□□■□□│ │■□□□□□□□□■□□│ │■□□□□□□□□■□□│ │■□□□□□□□□■□□│ │■□□□□□□□□■□□│ │■□□□□□□□□■□□│ │■□□□□□□□□■□□│ │□■■■■■■■■□□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2A26:ハートマーク ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□□■■□□□■■□□□│ │□■□□■□■□□■□□│ │■□□□□■□□□□■□│ │■□□□□□□□□□■□│ │■□□□□□□□□□■□│ │□■□□□□□□□■□□│ │□■□□□□□□□■□□│ │□□■□□□□□■□□□│ │□□□■□□□■□□□□│ │□□□□■□■□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ └────────────┘ &H2A27:ハートマーク(塗りつぶし) ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□□■■□□□■■□□□│ │□■■■■□■■■■□□│ │■■■■■■■■■■■□│ │■■■■■■■■■■■□│ │■■■■■■■■■■■□│ │□■■■■■■■■■□□│ │□■■■■■■■■■□□│ │□□■■■■■■■□□□│ │□□□■■■■■□□□□│ │□□□□■■■□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ └────────────┘ &H2B30:ローマ数字の10 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□□■■■□■■■□□□│ │□□□■□□□■□□□□│ │□□□□■□■□□□□□│ │□□□□■□■□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□■□■□□□□□│ │□□□□■□■□□□□□│ │□□□■□□□■□□□□│ │□□■■■□■■■□□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B31:ローマ数字の1 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□□□■■■■■□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□■■■■■□□□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B32:ローマ数字の2 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□□■■■■■■■■□□│ │□□□□■□□■□□□□│ │□□□□■□□■□□□□│ │□□□□■□□■□□□□│ │□□□□■□□■□□□□│ │□□□□■□□■□□□□│ │□□□□■□□■□□□□│ │□□□□■□□■□□□□│ │□□□□■□□■□□□□│ │□□■■■■■■■■□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B33:ローマ数字の3 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□□■■■■■■■□□□│ │□□□■□■□■□□□□│ │□□□■□■□■□□□□│ │□□□■□■□■□□□□│ │□□□■□■□■□□□□│ │□□□■□■□■□□□□│ │□□□■□■□■□□□□│ │□□□■□■□■□□□□│ │□□□■□■□■□□□□│ │□□■■■■■■■□□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B34:ローマ数字の4 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□□■■■■■□■■■□│ │□□□■□■□□□■□□│ │□□□■□■□□□■□□│ │□□□■□■□□□■□□│ │□□□■□□■□■□□□│ │□□□■□□■□■□□□│ │□□□■□□■□■□□□│ │□□□■□□□■□□□□│ │□□□■□□□■□□□□│ │□□■■■□□■□□□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B35:ローマ数字の5 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□□■■■□■■■□□□│ │□□□■□□□■□□□□│ │□□□■□□□■□□□□│ │□□□■□□□■□□□□│ │□□□□■□■□□□□□│ │□□□□■□■□□□□□│ │□□□□■□■□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□■□□□□□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B36:ローマ数字の6 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□■■■□■■■■■□□│ │□□■□□□■□■□□□│ │□□■□□□■□■□□□│ │□□■□□□■□■□□□│ │□□□■□■□□■□□□│ │□□□■□■□□■□□□│ │□□□■□■□□■□□□│ │□□□□■□□□■□□□│ │□□□□■□□□■□□□│ │□□□□■□□■■■□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B37:ローマ数字の7 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │■■■□■■■■■■■□│ │□■□□□■□■□■□□│ │□■□□□■□■□■□□│ │□■□□□■□■□■□□│ │□□■□■□□■□■□□│ │□□■□■□□■□■□□│ │□□■□■□□■□■□□│ │□□□■□□□■□■□□│ │□□□■□□□■□■□□│ │□□□■□□■■■■■□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B38:ローマ数字の8 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │■■■□■■■■■■■■│ │□■□□□■□■□■□■│ │□■□□□■□■□■□■│ │□■□□□■□■□■□■│ │□□■□■□□■□■□■│ │□□■□■□□■□■□■│ │□□■□■□□■□■□■│ │□□□■□□□■□■□■│ │□□□■□□□■□■□■│ │□□□■□□■■■■■■│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ &H2B39:ローマ数字の9 ┌────────────┐ │□□□□□□□□□□□□│ │□■■■■■□■■■□□│ │□□■□■□□□■□□□│ │□□■□□■□■□□□□│ │□□■□□■□■□□□□│ │□□■□□□■□□□□□│ │□□■□□□■□□□□□│ │□□■□□■□■□□□□│ │□□■□□■□■□□□□│ │□□■□■□□□■□□□│ │□■■■■■□■■■□□│ │□□□□□□□□□□□□│ └────────────┘ 6.12ドットフォント外字の使用例 これで、12ドットフォント外字が使用可能になりましたが、外字の使用例をいくつ か書いてみたいと思います。 (1)WHIPS4やOAK CD PLAYERのデータで使う WHIPS4は、M.J.KOZOU氏が作成した、高機能CDプレーヤーです。 また、OAK CD PLAYERは、OAK氏が作成した、シェル対応のCDプレ ーヤーです。.cdlファイルを書き換える事によって、タイトル・アーチスト・曲名 等のデータに12ドットフォント外字を使用することが出来ます。 例えば、データ中にローマ数字の『U』を入れたい時は、以下のようにします。 (先程のデータに従い、&H2B36にローマ数字のUが登録されていると仮定します) a.テキスト編集で、whips4.cdlを読み込みます。 b.同時に、このファイル(gaiji_12.txt)を読み込みます。 c.先程の非漢字一覧表から、『U』(JISコード:&H2B36)の位置にカーソルを移動し、 Shift+PF6 を押して、カーソルを移動して『U』を反転させ、Ctrl+Shift+Cを押 して、文字をカットバッファにコピーします。 d.編集対象ファイルをwhips4.cdlに切替え、入れたい場所で、Ctrl+Shift+Vを押し て、文字をカットバッファからペーストします。 e.ファイルを保存します。 なお、.cdlファイルに12ドットフォント外字を採用した場合、以下の不都合が生 じます。あらかじめご了承ください。 a.12ドットフォントを使用せずに.cdlファイルを表示するCDプレーヤーでは、先程 の非漢字一覧表で、対応する場所の16ドットフォントで表示されることがありま す。(OS添付のCDプレーヤーや、『サイドワーク対応 CD-PLAYER Ver0.91C』(ToY氏 作)など) b.Windows では、外字が表示されません。(MCP(三沢博光氏作)など) (2)F−BASIC386で使う 先程書きましたが、BASICのknj$命令を使うと、外字が使えます。自作プログラム に使ってみてください。なお、BASICのソースプログラム(文)に12ドットフォント外 字を使用する場合は、テキスト編集やメモ編集で、プログラムを書き換える必要が あります。 (3)HDBBで使う 拙作のフリーソフトで、簡単な本のデータベースです。最初から12ドットフォン ト外字の使用を前提に作られていて、データ中に各種外字を使用することが出来ま す。テキスト編集でデータを書き換えることも可能ですが、メニューバー上部の、 終了ボタンの左のボタンを押すと、外字が入力できるようになっています。ちなみ に、このプログラムは、全てBASICで作成されています。 7.使用上の注意 (1) くどいようですが、オリジナルの12ドットフォントの著作権は、富士通が所有し ています。改変した12ドットフォントのファイルは、出来るかぎり個人使用に限定 してください。 (2) 上記の非漢字一覧表の文字は、に単語登録することは出来ません。(実際には登 録できますが、登録しても変換する事ができないので、意味がありません) (3) このファイル(gaiji_12.txt)だけは、内容を改変しなければ、どのような使い方 をされても構いません。再配付・転載・商利用なども可とします。但し、12ドット フォント外字を使用の結果発生したいかなる損害にも『姫子の飾り紐』は責任を負 わないものとします。 (4) このテキストの内容に不備があっても、『姫子の飾り紐』は訂正の義務を負いま せん。ですが、間違いを発見した場合は、ぜひ連絡をお願いいたします。 (5) [DS-MoonRabbit ver1.00a]は、通常使う12ドットフォントの変更も可能です。と いうか、こちらが本来の使い方です。利用例として、半角の『I』と『l』の見分 けを付けられるようにする、などがありますが、TownsOS V2.1L40のオンラインヘル プでは、12ドットフォントが改変されると、改変された文字の次の場所に、黒い四 角が表示されてしまいます(半角で確認)。 (6) 使用上の注意とはあまり関係ありませんが、メモ編集では、ファイルの最後に付 けられる記号(EOF:End of File(&H1A))が、空白(&H20)に変わってしまうことが あります。注意してください。 連絡・感想・要望等は、パソコン通信(NIFTY-Serve(ID:VEG02273))か、富士通経由 でお願いします。 8.作者の、わずか11行のたわごと この説明書を最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。ここでは、12ドッ トフォント外字の開発経緯などを書いてみたいと思います。 開発の動機は、自作プログラム『HDBB』のデータ中に、ハートマークを入れた い、というものでした。HDBBのデータを見て頂くとよくわかりますが、りぼんマ スコットコミックスだけで102冊、コバルト文庫だけで33冊(1995年8月8日現在)、と いう現状において、ハートマークは必須のものとなってしまった為に、試行錯誤の末 に考えたのが、この、12ドットフォント外字、という考え方だったのです。当初は、 HDBBのデータ内部に、外字のための特殊なデータを入れることも考えましたが、 12ドットフォントそのものを書き換えることによって、12ドットフォントを使用する 全てのプログラムで使用可能、という汎用性が生まれたので、これで良かったのでは ないかと思います。ぜひ、使用してみてください。 9.最後に ・ 『DS MoonRabbit version 1.00a』は、Delmonta氏が作成した、12ドットフォント を編集するプログラムです。12ドットフォント外字の作成に使用しています。 ・ 『WHIPS4』は、M.J.KOZOU氏が作成した、高機能CDプレーヤーで す。(あまりにも有名なので、説明は不要でしょう) ・ 『OAK CD PLAYER ver1.0 Lv20』は、OAK氏が作成した、シェル対 応で、.cdlファイルの表示が可能なCDプレーヤーです。 ・ 『サイドワーク対応 CD-PLAYER Ver0.91C』は、ToY氏が作成した、.cdlファイルの表示 が可能なサイドワークCDプレーヤーです。32768色画面でも、ハイレゾでも使用可 能です。 ・ 『MCP』は、三沢博光氏が作成した、Windows上で動作する、.cdlファイル対応 のCDプレーヤーです。(でも、なぜか家のHA(ハイレゾ)では画面表示に多数の バグがある。大学のFresh・TVでは何の問題もないのに……。どうして?) Delmonta氏・M.J.KOZOU氏・OAK氏・ToY氏・三沢博光氏に感謝いたします。