\section{効果(エフェクト)コマンド}

この章では、ARTemisに備わっている機能のうち、画面上の絵に
さまざまな効果(エフェクト)を与えるコマンドを
説明します(ただし、色彩変換については次章で説明します)。
なお、コマンドとアイコンの対応については、メインメニューの章をご参照ください。

.[i+6
.1 i-6
[この章で説明するコマンド] ~>
こすりペン　ジャギー除去　ぼかしペン　　ぼかし(領域指定) ~>
輪郭強調　　砂ペン　　　　砂(領域指定)  色彩変換
.]


\subsection{こすりペン}

\label{cmd:goshi}

これは、「クレヨンや油絵の具で描いた絵を指でこする」という手法を
コンピューターで実現しようというコマンドです。
ARTemisのコマンドの中でも非常に重要な(と私は考えている)コマンドです。

操作は左ドラッグで行います。効果は、ペン先の形に
あわせて現れるので、大きいペン先を選んだ状態でこのコマンドを実行
するほうが、効果が確認しやすいと思います。

せまい範囲でこの「こすり操作」を行えば、「ぼかし」とよく似た効果になります。
しかし、広い範囲にわたってこの「こすり操作」をうまく使うと、
バラエティに富んだ表現が可能です。

たとえば、広い範囲の複雑なグラデーションをつくったり、
絵に動きを付けたり、すでに描いた絵の明暗の配分を微調整したり
したいときに、
このコマンドを
使うとよいでしょう。
青空に浮かぶ入道雲、人の顔を描いたときの
影の調節、何かの表面に汚れをつけたいとき、あるいは、動物の毛並み、
草原に生い茂る草、など、いろいろと応用できます。現実の画材と違って、
絵の具が乾いたり、紙が破れたり、
だんだん黒ずんできたりすることはありません。

こするときのこすれ具合は、「こすれやすさ」(「設定」コマンドにて設定できる)
によって調整できます。


\subsection{ジャギー除去}

\label{cmd:smooth}

コンピューターでお絵描きしていると、どうしても
ドットのギザギザ(これをジャギーと言います)が気になりがちです。

このコマンドは、多角形で領域指定した範囲について、なんと「ジャギーを
目立たなくする」という処理を行います。

これは、単にぼかすだけの処理とはぜんぜん違う処理です。
もともと戸田 浩氏のグラフィックエディター「ニュートランスファー」に
搭載されている機能で、その戸田氏オリジナルのアルゴ
リズム(ファジィレガート法)は
非常に難解です。しかし、
効果は非常に大きく、荒い画面にてきとうに描いた絵を、
解像度は荒いままながらなめらかに見えるように変換してくれるのです。

私はこの機能がとても好きで、なんとかARTemisにも
搭載しようと、ニュートランスファーのソースプログラムから
アルゴリズムを理解しようと奮闘してみたのですが、
そのアルゴリズムは私の不出来な頭に理解できるものではありませんでした。
そこで戸田氏にお願いして、ニュートランスファーのその
部分のソースプログラムを、ARTemisのために流用させていただきました。

\subsection{ぼかしペン}

\label{cmd:diffuse}

ぼかしたい位置にカーソルを移動し、左ボタンを押してください。
選んでいるペン先の形にあわせた部分について、ぼかし処理が行われます。
そのまま左ドラッグを続けると、座標が変わるたびにあらたにぼかし処理が
おこなわれます。

コマンドを終了したいときは右クリックしてください。

ぼかし効果が、ペン先の形にあわせて現れることに注意してください。
このコマンドは、できるだけ大きいペン先を選んだ状態で実行すると
確認しやすいでしょう
(大きさ1ドットのペン先を選んでいるときにこのコマンドを実行しても、
ほとんど効果は目に見えません)。

\subsection{ぼかし(領域指定)}

\label{cmd:diffarea}

これは、多角形で領域指定した部分について、ぼかし処理を行うという
機能です。

\subsection{輪郭強調}

\label{cmd:sharp}

これは、多角形で領域指定した部分について、輪郭を強調する処理を
行う機能です。

\subsection{砂ペン}

\label{cmd:sand}

これは、なめらかすぎてつまらない部分に、すこしザラザラした感じを
与えるためのコマンドです。

効果を与えたい位置にカーソルを移動し、左ボタンを押してください。
選んでいるペン先の形にあわせた部分が、ザラザラした感じになります。
そのまま左ドラッグを続けると、座標が変わるたびにあらたに
「ザラザラ処理」がおこなわれます。

コマンドを終了したいときは右クリックしてください。

これも、効果がペン先の形にあわせて現れることに注意する必要があります。
できるだけ太いペン先を選んだ状態で行うとよいでしょう。

\subsection{砂(領域指定)}

\label{cmd:sandarea}

これは、多角形で領域指定した部分について、砂処理を行うという
機能です。

.@sikisai.xtr

