『DIE DEUTSCHEN KRIGSFLOTTEN』 マップ4    戦艦ビスマルク追撃戦    1941年5月ドイツ海軍の新鋭戦艦ビスマルクが大西洋へ出撃し  た。排水量4万トンのこの巨艦は当時最大最強であった。出撃を察  知したイギリス海軍省はアイスランド−グリ−ンランドの間のデン  マ−ク海峡とアイスランド−フェロ−諸島間に哨戒線を張った。     本来は、戦艦ビスマルクは巡洋戦艦シャルンホルストとグナイゼ  ナウの2隻と共に出撃する予定であったがこの2隻が修理の為に出  撃出来ないので重巡洋艦ブリンツ・オイゲンのみを率いて出撃せざ  るを得なかった。     5月23日デンマ−ク海峡を哨戒中の重巡洋艦サフォ−クがドイ  ツ戦艦を発見しイギリスの新鋭戦艦プリンス・オブ・ウエ−ルズと  世界最大の巡洋戦艦フッドが急行し砲撃戦が開始された。ドイツ戦  艦の正確かつ強力な砲撃がイギリス巡洋戦艦フッドの弱装甲の甲板  を貫通し弾薬庫で爆発し一瞬にして轟沈させた。さらにプリンス・  オブ・ウエ−ルズの司令室に命中弾を与え戦闘不能にした。ビスマ  ルクは艦首に命中弾を受け、艦首に浸水し速力が低下した。また、  前部燃料タンクからの給油が出来なくなり燃料不足の可能性も出て  きた。     イギリス海軍はその威信をかけて追撃戦を開始した。戦艦プリン  ス・オブ・ウエ−ルズ、戦艦キングジョ−ジV、戦艦ロドネ−、巡  洋戦艦レパルス、巡洋戦艦レナウン、航空母艦ヴィクトリアス、航  空母艦ア−クロイヤル等を投入し包囲を縮めた。しかし、戦艦ビス  マルクは行方をくらまし再度発見した時はフランスのブレスト港か  ら700マイル(1100Km)に接近していた。もう追いつけな  いと思われたが、幸運にもソ−ドフィッシュ雷撃機による攻撃が成  功しビスマルクは舵を壊され航行不能になった。そして、イギリス  戦艦群による攻撃によりついに全艦火達磨となって大西洋に沈んで  いったのである。     このドイツ戦艦の為にイギリスが投入した全兵力は戦艦5隻、巡  洋戦艦3隻、空母2隻、巡洋艦13隻にのぼった。    ★このマップではドイツ戦艦ビスマルクは敵海軍艦艇の哨戒線を強  行突破して大西洋に脱出しなければならない。ただし、イギリス軍  の航空母艦は登場しない。