★バイオリズムとは  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  人間の体の中には誕生した時から、100種類以上の周期的リズムが動いています。 その中の一つがバイオリズムで、今から約90年前ベルリン大学の耳鼻科教授だった フリーズ博士が初めて発見しました。 バイオリズムは身体(P)、感情(S)、知性(I)の三つから構成されています。  ***** 身体(Physical)のリズム *****  23日周期で、主に細胞や筋繊維、末梢神経などの働きを示し、体調・体力・スタ ミナ・活力・エネルギー・抵抗力などを左右します。Physicalの頭文字を取って「P」 の記号で表します。健康とスポーツのリズムで、スポーツマン・幼児・高齢者・病人 には特に重要。  ***** 感情(Sensitive)のリズム *****  28日の周期を持ち、感情や神経組織などの働きを示し、感受性・感覚・創造力・ 注意力・反射神経などをつかさどります。Sensitiveの頭文字「S」で表します。生 活、愛情、勝負のリズムで、ゴルファー・ドライバー・パイロット・危険な作業に従 事している人には特に重要。  ***** 知性(Intellectual)のリズム *****  33日周期で、大脳、特に精神作用の働きを示すもので、思考力・記憶力・集中力 ・分析力・構成力・判断力・意志・知的好奇心などを支配します。Intellectualの頭 文字「I」で表します。能率、計画、学習のリズムで、経営者・ビジネスマン・企画 マン・研究家・学生には特に重要。 ★バイオリズムの見方  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  P,S,Iのリズムは、誕生を起点にした規則正しい周期で生活に影響しています。 そして各リズムとも、前半のちょうど半分の周期は、活動エネルギーの発散が盛んな 好調・充実期で、+(プラス)の記号で表します。後半は活動エネルギーが休息し、 前半で失ったパワーを穏やかに補給する安定・休養期で−(マイナス)の記号で表し ます。  −(マイナス)期は言葉の印象から悪い時期と考えられがちですが、決してそうで はありません。しかし、P,S,Iのマイナスが集中すると、活動エネルギーが休息 しているので生活管理が必要です。  各リズムとも要注意日は、プラスからマイナスに移る日と、マイナスからプラスに 移る日の合計2日です。そして、この要注意日に事故や危険が起きやすい、というデ ータが多く報告されています。  バイオリズムを電球に例えますと、点燈している状態がプラス、消えている状態が マイナスとなります。消えている時は、それなりに安定しています。でも、スイッチ を入れる時や逆に消す時は、ショートをしたり、電球の芯が切れたりします。この状 態が0(ゼロ)の日、つまり不安定な状態である要注意日なのです。また、燈が暗い 時は慎重に行動するのと同じように、マイナス期には思慮深い行動が大切なのです。  なお、最近の研究から、誕生日時のズレを考慮に入れ、要注意日の付近を準要注意 日として、考えることの必要性も唱えられています。                MHG00441  *LM*