(11)病気 ルナリィ 「ポエル、ひどい熱!」 ポエル 「平気だ。気にしないでくれ」 ポエルは、医務室に寝かされました。 ジャンパーは、着陸船の医療系統にアクセスします。 ジャンパー「ポエル、医療用の個人暗号を」 ポエル 「だいじょうぶだったら!」 ルナリィ 「あたし、知ってる」 ルナリィの指が空中で舞う。すると、暗号が入力完了。 ルナリィ 「これでいいわ」 ポエル 「こら、ルナリィ! なんで知ってるんだ」 ルナリィ 「ごめんなさい。こないだ、みちゃった……。だって心配なんだもん」 医療記録を見たジャンパーは、驚きの声をあげます。 ジャンパー「こりゃ大変だ! ここ一週間ずっと、体調が悪かったんじゃないか」 ポエル 「あぁ……こんなことは、はじめてだ。 いままでも、ときどきからだの調子が悪くなることがあった。 しかし、こんなに悪くなるなんて……」 ルナリィ 「はやくよくなって、ポエルのお母さんとお父さんをさがす旅、つづけ ましょ」 ポエル 「……そうだね」 ジャンパー「せめて、どこの星から来たのかだけでもわかれば、原因もわかるかも      しれないのに」 ■