(5)EVA(船外活動) ルナリィは、足首に命綱をむすび、エアロックで減圧、船外にでました。 すると、美しい地平線の円弧が広がっています。 ルナリィ 「わあーぁ……。窓から見るより、だんぜんきれい」 ポエル 『ルナリィ?』 ルナリィ 「あ、はい。えーと、ざっと見たところ、異常な……いえ、船体のあち      こちが、黒く汚れてます。船外カメラも」 ポエル 『いやな予感がする。すぐ、もどるんだ』 ルナリィ 「だいじょぶよ……あ。あれは、なにかしら……きゃ。か、怪獣」 ポエル 『いま行くぞ!』 ポエルは手早く宇宙服を着て、銃をかかえてエアロックを出ました。 すると、周囲には気味の悪いエイに似た生き物が、無数に飛来しています。 その中で、ルナリィがふるえながら小さくなっています。 ポエルは銃身で生き物をどかしながら、ルナリィを抱き上げました。 ■