環境はじめのいっぽ   ★☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆★   ☆   ☆   ☆  フロンガスについて一般に知られてないこと  ☆   ☆   ☆   ★☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆★☆☆☆☆☆☆☆★  みなさん、こんにちは。今回はオゾン層破壊問題について、あまり知られてない話 を書いてみようと思います。  あ、「なんか難しそうな話だ!」なんて言わないで、是非読んでください。書いて あることは、けっこう大切ですよ(^-^)/  さて、みなさんもオゾン層破壊問題 ぶって、サングラスをかけて学校に通っ の話を、一度は聞いたことがあります てます。 よね。ぶっちゃけた話をすると、フロ  うそかジョークに聞こえるでしょ? ンという人口物質が上空20〜25km でも、本当なんですよ。 のところにあるオゾン層を破壊してい  また、日本列島がある北半球中緯度 て、それによって有害紫外線の量が増 圏でも、最近オゾン層が薄くなってき えているって話です。(はしょりすぎ ているという報告が入ってきています。 てるかな・・・/(^_^;) オゾン層破壊はこれから。その被害を  ここまでは、だいたいの人が聞いた 主に受けるのは、残念ながら自分たち ことのある話じゃないでしょうか(^_^)。 の世代、自分たちの次の世代以降とい  ここからは、あまり聞いたことのな うことになります。(T-T)g い話だと思います。  でも、それでなんの対策もしてない  外国ではもはやその被害が報告され、 わけではありません。 目が見えなくなったり、皮膚ガンが発  世界規約で1995年に、特定フロ 生したりしているそうです(゚o゚;) ま ン(フロンにはいろいろな種類があっ た、オーストラリアでは、子供たちが て、もっともオゾン層を破壊する数種) 暑い日でも長袖を着て、日焼け止めク は全廃になるよう決められています。 リームを塗って、つばの広い帽子をか  また、今フロンが主に使われる用途 は、冷蔵庫などの冷媒、ソファー・畳 などに入っているウレタンの発砲剤、 そして工場で精密機器を洗うのに使わ れる洗浄剤などですが、それらのフロ ンに対しては、オゾン層を破壊しない 代替物質があり、それが使えるよう技 術開発がされています。  最近ではフロンを使ったスプレーと かはもうないはずですし、フロンを使 用してない冷蔵庫だって発売されてい 環境はじめのいっぽ ます。 下の市町村のうち、まだどこの自治体 (ただし、代替物質に代替フロンを使っ も回収を始めていませんが、長野県と ている製品には要注意です。代替フロ してはフロン回収を勧めるマニュアル ンは大きくわけて2種類あるんですが、 を今作成中です。 片方はオゾン層破壊が弱いというだけ (良かったらみなさん、一度市役所の のものですし、いずれも温暖化効果が 環境公害課に電話をかけてみてくださ 非常に高いのです) い。職員さんが親切にくわしく話をし  しかしそういうことの反面、日本で てくれますよ。また、自分の出身地で は今までもっと根本的なことが行われ もどうなっているのか、お話を聞くと ていませんでした。新しい技術開発は 良いでしょう(^-^)/) していたのですが、実はフロンを使用 「今更回収しても、もう遅いよ(T_T)」 した製品が廃棄された時に、そのフロ という人もいるかもしれません。でも ンを回収してなかったのです。(゚o゚) オゾン層というのは、ゆっくりとです  不必要になった製品の中のフロンは、 がいずれ回復するものなのです。今僕 なんのおとがめもなく大気中に放出さ らにできることは、オゾン層にかかる れていました。一度大気に出てしまっ 負荷を少しでも減らすことだと思いま たフロンは、二度と回収することはで す。 きません。外国では廃棄製品からのフ  あなたのまわりに、古くなった冷蔵 ロン回収はもう当たり前になっている 庫・クーラーなどがありませんか? のに、フロンの消費量が世界第2位の もしあるのでしたらそれを捨てないで、 日本は、回収にお金がかかるからとい これからも大切に使ってあげてくださ う理由でフロン回収について遅れをとっ い。あなたの住んでいる街の自治体が ていたのです。(・_・;) フロンガスの回収、そして破壊または  今は少しずつですが、フロン回収を リサイクルのシステムを作り上げてな 行っている自治体が増えてきています。 い場合、フロン使用製品を捨てること 例えば群馬や横浜市ではフロン回収が はそのままフロンガスを空中に放出す 行われています。また長野県では、県 ることにつながるのです。  この文章の中にある事柄を、是非いろんな人に話してください。  今回はページの都合上、有害紫外線への対策を書けませんでしたが、皮膚科などで 聞いても教えてもらえるはずです。  最後にフロンについて何か文献を読みたいのでしたら、下記の本をお勧めします。   ○  学陽書房 「脱フロンへの道」   著者:石井 史・西園大実  ○   ○                   定価:1442円(税込)  ○    書いた人:しょうなり  はじめの一歩の会   環境はじめのいっぽ