****************************************************************************** プログラム名: αDT ver1.20A 開発環境: ・OS MS−DOS ver3.1L30 ・コンパイラ MS−C ver5.1 ・アセンブラ 386ASM ver2.0 ・リンカ LINK ver3.51 ・MAKE MAKE ver4.02 ・その他 EXEPACK 動作可能機種: FM−TOWNS(全機種) コンソール: MS−DOS又はORICON プログラム作成機種: FM−TOWNS モデル2 作者氏名: 富樫冬尾(NIFTY-Sserve:PED01676) 備考: LZEXEを用いて圧縮しております。 ****************************************************************************** ●概要−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○VRAM直接制御によるダンプリストの高速スクロール表示とテキス  ト,バイナリーファイルのテキスト高速スクロール表示が可能。 ○エディタライクな多機能な操作体系を持ち,使用状態の画面表示とヘ  ルプメニューによって使い易い。 ○大きなデータ領域やテンポラリィファイルを必要とせず、軽くて機動  性に優れている。 ●実行環境−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  MS−DOS又は、ORICON ●特徴及び使用方法−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  本プログラムでは,バイナリー及びテキストファイルを,ダンプリ スト表示するDUMPモードと,文書エディタライクに表示するTY PEモードの2つを持っています。 ここでは,各モードに分けてその特徴及び使用方法を説明します。 ☆DUMPモード  MS−DOSのコマンドライン上から, ALPDT ファイルネーム オプション で起動します。 ORICONでも使用可能ですが、若干表示が異なる場合が有ります。 但し、それが使用に際して障害となる事では有りません。  オプションには,<−0,−1,−2>の3タイプが有り,ポートの 値を替えCPUのWAITを可変させる事で,実行速度を変えています。 オプションの指定の無い場合はポートの値は起動前のままです。又,オ プションを指定した場合,本プログラム終了後もポートの値はそのまま 存続されます。 尚、このオプションはTOWNSモデル2及び1のみ有効です。 −0:高速モード(通常モードの15%アップ) −1:通常モード −2:低速モード(通常モードの15%ダウン)  起動するとDUMPモードになり,256バイトのチェックサム付き ダンプリストが画面表示されます。 右側のキャラクタ・ダンプにはアスキーコード00Hから1FH迄の制 御コードも表示されます(黄色で) 又,右端にはスクロール・バーが表示され現在のファイル・ポイントが 示されます。  スクロールは,カーソルキー及び,コントロールキーで行われ,コマ ンド入力は,ワンキーで実行されます。 以下にその内容を記します。 □スクロール・キー操作 [↑] [CTRL]+[R] : 256バイト スクロールアップ [↓] [CTRL]+[C] : 256バイト スクロールダウン [SHIFT]+[↑] [CTRL]+[E] : 16バイト スクロールアップ [SHIFT]+[↓] [CTRL]+[X] : 16バイト スクロールダウン [CTRL] +[↑] [CTRL]+[W] : ファイルの先頭へ飛び越し [CTRL] +[↓] [CTRL]+[Z] : ファイルの最後へ飛び越し [←] : 1バイト スクロールアップ [→] : 1バイト スクロールダウン [SHIFT]+[←] : 2バイト スクロールアップ [SHIFT]+[→] : 2バイト スクロールダウン [CTRL] +[←] : 2バイト スクロールアップ [CTRL] +[→] : 2バイト スクロールダウン [RETURN] [CTRL]+[M] : 4096バイトスクロールアップ [TAB] [CTRL]+[T] : 255バイト以下切り捨てで出力 □キー・コマンド [S]([s]) : 検索モードへ移る [M]([m]) : Marking SET [J]([j]) : Marking JUMP [K]([k]) : 漢字キャラクタ・モード [A]([a]) : ANKキャラクタ・モード [H]([h]) : ヘルプ・メニューの出力 [HOME] [@] : TYPE・モードへ移る [SHIFT]+[ESC] : 終了する。 □キー・コマンド補足  検索モードに入ると,画面左上で検索データをリクエストしてきます。 検索データが文字列の場合は一文字目に”’”(ANK文字)を入力し て下さい。それ以外の場合はアスキー変換され,強制的に16進数とみ なされます。 例:<文字列の場合> 'ABCPQ   <16進の場合> 12ABC9  尚,検索文字が漢字の場合は画面1行目でシステム行入力の様に行え ます。 [RET]で決定,[ESC]で解除され,決定時は左上の検索データ が画面に残り,スクロール表示中に検索データと合致したデータ及び文 字列は水色でリバース表示されます。 (本検索モードを使えば,どうしても解けなかったアドベンチャーゲー ム等のヒントを見つけたり,プログラムのデバッグ及び解析等への応用 が気軽に行えます。)  Marking SET及び,JUMPでは,ファイルアドレスのマ ーキング及び,そのマーキング・アドレス(ポイント)へのジャンプを 行います。 又,各状況は随時画面に表示され,TYPEモードから復帰した時も同 じアドレス(ポインタ)で表示されます。 ☆TYPEモード  DUMPモードから,[@]若しくは[HOME]キーでTYPEモ ードへ移ります。  画面の背景色がF−BASIC386等の様にオフホワイトになりま す。  スクロール・バーは右端から画面下に移り,スクロールダウン時には 赤,アップ時には青で表示されます。  制御コードの受付はTAB及びLF(LF+CR)のみ特別扱いとし、 他の制御コードはそのまま表示します。  スクロール及びコマンド入力の方法はDUMPモードと同様に行えま す。 以下にその内容を記します。  尚、プログラムの仕様上、テキストの行数は8000行以下しか表示 されません。 □スクロール・キー操作 [↑] [CTRL]+[E] : 1行 スクロールアップ [↓] [CTRL]+[X] : 1行 スクロールダウン [SHIFT]+[↑] : 2行 スクロールアップ [SHIFT]+[↓] : 2行 スクロールダウン [CTRL] +[↑] : 4行 スクロールアップ [CTRL] +[↓] : 4行 スクロールダウン [前行] [CTRL]+[R] : 8行 スクロールアップ [次行] [CTRL]+[C] : 8行 スクロールダウン □キー・コマンド [S]([s]) : 検索モードへ移る [M]([m]) : マーク・モードへ移る [CTRL]+[O] [TAB] : TAB及び改行表示のON/OFF [SHIFT]+[TAB] : 背景色の切り換え [CTRL]+[L] : ライン・ナンバーのON/OFF [CTRL]+[A] : ファイル・アドレスのON/OFF [K]([k]) : 漢字キャラクタ・モード [A]([a]) : ANKキャラクタ・モード [H]([h]) : ヘルプ・メニューの出力 [HOME] [ESC] : DUMP・モードへ復帰 □キー・コマンド補足  検索モードでは,DUMPモードと同じ操作を行って下さい。 データが文字列の場合は,必ず最初に”’”(ANK文字)を入力して 下さい。 但し,TYPEモードでは,プログラムの性質上漢字検索が出来ません。 漢字検索を行う場合はDUMPモードで行なって下さい。 (TYPEモードではキャラクタコードVRAM上での検索しか行って おりませんので,漢字サーチは出来ません。)  マーク・モードでは,ウィンドウが右上にオープンしますので,操作 方法は,そのウィンドウにあるメニューに従って下さい。DUMP モード同様に[M]キーや[J]キーでの操作が出来,最大8箇所迄マ ーキングが可能です。  背景色は,MS−DOS等で一般的なブラックと,前述のオフホワイ トがリバーシブルに切り替わります。特に遠視の方で,”,”と”.” の見分け等が付き難い方はオフホワイトにすると見分けが付き易いでし ょう。  ライン・ナンバー及びファイル・アドレスは表示画面の左上のポイン トを指します。  DUMPモードに復帰し再度TYPEモードへ移った時クロース前の 情報及び画面設定状況は保持されますので,[HOME]キーによって リバーシブルに確認が取れます。  基本的にマニュアルレス仕様で有り、スクロールキー操作及び、キー コマンドについては、[H]キーによって即座にヘルプメニューが出力 されますので、以上のキーコマンド補足に挙げてある事を大体理解して 戴ければ、後は[H]キーをポンポン押して、その都度使用法を確認し て使って戴くのが楽だと思います。 ●著作権について−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  本プログラムは,フリーウェアです。但し,著作権は作者で有る私に 属し,許可無く営利等を目的とした配付等を此処に固く禁じます。 尚,配付する際は無料に近い形式で行う様に心掛けて下さい。 又,プログラムの変更を行った物を配付する場合の著作権も私に属する 物とし、フリーウェアとして配付する事を御承諾願います。 色々機能を追加して、フリーウェアとして発表して戴ければ幸いです。 勝手ながら、本プログラムを使用した事に因る如何なる障害に対しても 作者は一切の責任を負いません。又、バージョンアップ及びメンテナン ス等も同様に作者が責任を持って従事する限りでは無いとお考え下さい。 ●最後に−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ちょっと、バグが残ってますが、そこはフリーウェアの愛想と 言う事でお許しをば。(^_^;) ●変更履歴−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ALPDT Ver1.20 ・テキストVRAMへの表示ルーチンのアセンブラ化等により若干の表  示速度向上 ・コードオプティマイズを行い、プログラムサイズを縮小 ・TYPEモードでの制御文字表示を可能 ・DUMPモードへ復帰した場合のTYPEモードの設定状況の維持 ・コマンドの追加 ALPDT Ver1.20A ・Ver1.20でのチェックサム出力のバグ改定 ・MS−C Ver5.1を使用し、微弱ながら速度オプチマイズを図っ  た ・若干、無駄な箇所を省いた。